福祉職場の魅力 ―レモングラス編―

学生の私たちがレポートします!

京都市山科区の住宅街にある、社会福祉法人レモングラス。今回は、レモングラスで実施している「屋上カフェ」を取材しました。

屋上カフェOPEN

今日は月1回のカフェの日。「今日は天気が良いから屋上でやりましょうか!」という職員の一言で、「屋上カフェ」が開催されました。青空の下にこだわりのソファ、そしてカフェ店員かと思いきや…職員さん!?

屋上カフェOPEN

ひらめき大歓迎!

新卒採用を積極的にされているため、介護職の方の平均年齢は、なんと28歳。新入職員が次の春には先輩となれるように、新人職員の教育は“支援や介助の意図”まで含めてしっかりと行われているそうです。そんな日常を土台に、いろんな場面で職員がひらめいたアイデアが採用されていて、提供されるコーヒーがラテアートであったり、スムージーがあったりとトレンド感にあふれていました!

ひらめき大歓迎!

開放感で話も弾む!?

屋上カフェをやると利用者さんの様子は変わりますか?と質問をすると「よく話されるようになります。『あそこ私がよくいっていた場所だ』『あの辺は私のお家かしら?』など、利用者さんがさらにおしゃべりになります」と教えてくれました。

ー01 特別な空間ではない!

私が見た!“食”へのこだわり

ー01 特別な空間ではない!
屋上での楽しいひととき。とても特別な空間のように思えますが、ここではこれが日常。「食べたい時に、食べたい場所で、食べたい人と食べる。施設にいても、それは利用者さんであっても、職員であっても皆変わらないんですよね。だから私たちは特別なことはしていません」とおっしゃっていました。自分たちの生活とも地続きな感じがして、施設での生活を身近に感じることができました。「特別ではない」と言われると特別に感じてしまう、不思議な感覚でした。

ー02 関係者全員で思い切り楽しむ!

ー02 関係者全員で思い切り楽しむ!
「せっかくカフェを開くんだから気分もカフェ気分じゃないと!」という職員の発想から、カフェの店員の格好をしたり、はたまた利用者さんのご家族から受け継いだ割烹着を着たりと利用者さんに楽しんでもらうだけでなく、職員さんたち自身も思う存分楽しめるように工夫されているそうです。また使用している椅子なども福祉用具から選ぶのではなく、インテリア雑貨から選んでいると聞きました。「福祉施設だから、福祉用具を使った方が利用者さんのためになるのではないか」と思っていましたが、それも勝手な思い込みなのかなと気づきました。

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